
雨降ることの多い梅雨の季節でありますが
この時期、身体の不調を訴える方も多いかと思われます
私の身近で聞く身体の不調としては
頭痛、首肩こり、関節痛、古傷(昔のケガ)の痛みなど・・・
これらは天気の良し悪しによって発症することから
“天気痛”または“気象痛(気象病)”などと言われております
今回は天気と身体の不調や痛みの関係についてお話したいと思います
まず天気でありますが
天気の良い晴れた日は「高気圧」
逆に雨や台風など天気の良くない日は「低気圧」
となります
問題となるのは「低気圧」で
大気による圧力が低下することで身体は膨張し
血管やリンパなどへ加わる圧力も弱まるため
天気の良い晴れた日と比べると血流が悪くなってしまいます
京都大病院リウマチセンターによる研究では
「関節リウマチの患者は気圧の変化が関節の痛みや腫れと関係している」
http://mainichi.jp/premier/health/entry/?id=20140119med00m010999000c
といった報告もあります
それともう一つ重要なことが
「自律神経」と「内耳」の関係です
耳の内耳には“リンパ液”が流れており
身体のバランスを感知して脳へ知らせる役割をしています
気圧が低くなると内耳にある“気圧センサー”が反応し
リンパ液の流れが乱れ、交感神経の働きを優位にしてしまいます
画像出典:http://www.corowaku.jp/blog/2015/04/-2015418.php
これらのことから
梅雨の時期や天気の悪い日は
体調を崩しやすいと考えられます
身体の痛みや不調は、重要な“シグナル”であります
痛みがあるから“鎮痛剤”や“注射”をするのでは根本的解決にはなりません
症状が出現してから治療をするのではなく
常日頃から痛みや不調が出にくい身体作り(睡眠・食事・運動)
を気をつけることの方が天気に左右されない
健康な身体でいられるのではないかと思います